水晶髑髏は、透明なのに謎を濃くする
水晶は向こう側が見える石です。なのに頭蓋骨の形になると、見えているはずの内側まで急に分からなくなる。古代人の知恵なのか、近代の工芸なのか、呪いなのか、美術なのか。シュナは、その曖昧さが人の想像を引き寄せたのだと思います。
古代の遺物と決める前に、手ざわりを見る
水晶髑髏には、古代文明の遺物として語られたものがあります。ただ、近代的な工具で磨かれた可能性が指摘される例もあります。がっかりする話ではありません。古代の秘密ではなくても、近代の人が古代の秘密を作りたくなった跡として見ると、別の不思議が立ち上がります。
シュナの読み方
水晶髑髏を読む時は、古代か近代かを急いで決めるより、どこで神秘に変わったのかを見ます。透明な石、死の形、失われた文明という三つが重なると、人はそこに知恵や呪いを見たくなる。ねぇ、綺麗なものほど、秘密を持っていそうに見えるでしょう。