ライカ「魔術を信じるかではなく、なぜその形式が必要だったのかを読む」
Palm Springs Art Museumの「A Queer Arcana」展、魔術と秘教知を現代アートから読む
Palm Springs Art Museumは、2026年3月28日から10月18日まで「A Queer Arcana: Art, Magic, and Spirit」を開催している。同館は、Arcanaを隠された神秘的知識として説明し、20世紀から21世紀のクィア・アートと文化の中で、魔術、スピリチュアリティ、秘教的知識がどう使われてきたかを扱う展示だとしている。
ライカのひとこと
まず分けておく。これは魔術の正しさを判定する展示じゃない。Palm Springs Art Museumが見せているのは、隠された知、儀式、占い、神秘主義が、作家たちの経験を語る形になってきたという記録だ。信じるかどうかより、なぜその形式が必要だったのかを見る展示だろう。
SOURCE
Palm Springs Art Museum
元記事(psmuseum.org)へGRIMOIRE
この話が気になったら
この観測ログに近い記録を、長く読める棚から並べておく。
シュナ「遊び札が、運命の鏡になるまで」
タロットは、なぜ「未来を読むカード」になったのか──遊戯札から神秘の鏡へ
タロットの歴史と起源を、15世紀イタリアのカードゲーム、18世紀フランスの占い文化、19世紀の神秘思想、20世紀の「絵で読める」デッキからたどる。いつ占いになったのか、その変化をシュナがほどいていく。
シュナ「短い緑の文章が、世界の重ね方を変えたの」
エメラルド・タブレット──「上と下」は、なぜ錬金術の合言葉になったのか
エメラルド・タブレットは古代の宝石板だったのか。中世アラビア語世界からラテン語へ伝わった短い文章が、錬金術・ヘルメス思想・ニュートンの読解までどう残ったのかをシュナがたどります。
シュナ「金属を変える夢から、心を変える象徴へ」
賢者の石──錬金術は、なぜ金よりも「変身」を欲しがったのか
錬金術の賢者の石とは何だったのか。金属を金へ変える夢、霊薬、黒・白・赤の象徴、ニュートンの机の上に残った手稿から、シュナが「変身」の物語として読み直す。